放射線科

東香里病院では平成27年6月に、最新鋭のMRIを導入しました。

MRIって?

MRI検査とは磁力を使って体の様々な画像を撮影しますので、その他の放射線検査と違って被曝がありません。これまでレントゲンやCT検査で明らかになりにくかった疾患も高い濃度分解能を誇るMRI検査では描出可能となり、特に脳・脊椎・骨盤腔内臓器・四肢は高い疾患検出能があります。また、造影剤を用いずに血管を描出できるので、非造影によって血管異常も鋭敏に捉えることができる特徴をもちます。

当院のMRIの概要

当院MRIのテーマは高画質×静音性です。今回導入されたMRI装置(1.5T MRI装置 Vantage Elan 1.5T)は静音システムPianissimoΣを搭載し、従来の騒音を大幅に低減できる最新鋭装置です。このMRI装置は磁場均一性に優れるため、広い撮像領域を確保しつつ、従来発生していた渦電流を大幅に抑制し、高画質で安定した画像提供を実現しています。

当院では頭部領域検査の一翼として、近年社会問題とされている認知症に対する診断支援解析ソフトVSRAD2を導入しており、認知症疾患の診療にお役立ていただければと考えております。また、頭部領域だけでなく、脊椎・四肢領域や腹部・骨盤腔内臓器など様々な領域の撮影にも対応しており、Time-SLIP法やFBI法を用いて非造影でありながらも良好な血管画像を得ることができます。

CT検査

当CT検査とはX線を照射し体の断層画像を撮影する検査です。体の内部を細かく観察でき、より精密な画像診断に有用となります。

当院では16列マルチスライスCT装置 Activion16が導入されております。この16列マルチスライスCTの特徴は従来CTと比べて広範囲の精密撮影が短時間で可能であり、小さな病変でも発見できる確率が大幅に上昇したことがあげられます。また、短時間撮影が可能であるため、患者様の息止めの時間を短くでき、検査に望む患者様の苦痛をできる限り軽減して撮影することができます。

透視検査

透視検査とはX線を照射して静止画ではなく、リアルタイムに人体の動きを観察して体内の構造物を把握する検査です。当院ではFPD搭載TVシステム ZEXIRAを導入しております。このTVシステムはFPDの搭載により従来のTVシステムに比べ画像変換効率が高いため、高画質でありながら低被曝での検査を可能としています。

骨密度検査

骨密度検査とは骨の密度を数値化して骨粗鬆症を検出する検査です。当院では体幹測定用骨密度測定装置 Discoveryを導入しており、1撮影数十秒という短時間での撮影が可能であり、最新の統計データが搭載されているので、より正確な骨密度結果をご提供できます。

各検査の所要時間

MRI検査時間

頭部単純検査 約30分
脊椎単純検査 約25分
腹部・骨盤単純検査 約30分
四肢関節検査 約30~40分
血管単純検査 約30~40分
頭部造影検査 約50分
腹部・骨盤造影検査 約60分
脊椎・四肢造影検査 約60分

※検査内容によって、検査時間は前後することがあります。

CT検査時間

CT検査時間 約10分
造影CT検査(CTA含む) 約30分

※検査内容によって、検査時間は前後することがあります。

透視検査時間

胃透視検査 約15分
注腸検査 約30分

※検査内容によって、検査時間は前後することがあります。

骨密度検査時間

骨密度検査 約5分

※検査内容によって、検査時間は前後することがあります。

検査の流れ

外来患者さんの場合

  1. 各診察科にて検査日(ご希望の日を伺います)を決定します。
    ※予約の状況により診察日当日に受けていただくこともできます
  2. 検査前問診をします。
  3. 検査当日、外来受付をします。(当日検査の場合は不要です)
  4. 検査を施行します。
  5. 次回の診察時に各診察科にて検査結果の説明受けていただけます。

他医療機関からの紹介による患者さんの場合

  1. 紹介元の医療機関からお申し込みをしていただき、検査日を決定します。
  2. 検査当日、外来受付をします。
  3. 検査前問診をします。
  4. 検査を施行します。
  5. 検査終了後、当日に検査結果画像(CD-R等)をお持ち帰りして頂きます。
  6. 紹介元の医療機関で検査結果の説明していただきます。(検査結果画像をお持ちください。)

他医療機関の当院への検査ご要望の際には下記の申込書を記載の上、当院へご連絡いただきますようよろしくお願いいたします。

東香里病院

TEL:072-853-0501 / FAX:072-853-0505

MRIはどんな病気が発見できるの?

頭部や脊髄・脊椎、関節等動きの少ない部位が得意ですが、最近は胸腹部、心臓、消化器分野など全身部位で広く有用性を発揮しています。

脳神経外科・神経内科的分野 脳腫瘍、脳血管疾患、変性疾患、脳奇形、外傷、脳血管のスクリーニング検査
整形外科的分野 頚椎症、胸椎・腰椎のヘルニア、脊髄腫瘍、脊髄奇形、骨軟部腫瘍、関節の靭帯損傷、半月板損傷など
消化器内科・外科的分野 肝・胆・膵の腫瘍性病変、胆道・膵管のスクリーニング検査(MRCP)など
耳鼻咽喉科的分野 内耳、小脳橋角部、咽頭・喉頭の異常
眼科的分野 眼窩や眼球内部の腫瘍など

MRIにおける注意事項

磁場を用いる検査になりますので、磁場に影響受ける器具をご使用の場合には注意が必要となります。

禁忌

  • 心臓ペースメーカーを埋め込んでいる方
  • 人工内耳、人工中耳の手術をした方
  • 可動性義眼をされている方

確認が必要な患者

※次の項目に該当する方は、検査不可能な場合があります。必ず医師または検査担当者に検査ができるかどうかのご確認ください。

  • 脳動脈瘤クリッピング(磁性体クリップ)手術をした方
  • 人工心臓弁の手術をした方
  • 金属製のステントを挿入している方
  • 磁石で固定するタイプの義歯治療された方
  • 入れ墨のある方
  • その他、体内に金属が入っている可能性のある方(不明の方も含む)
  • 妊娠中またはその可能性のある方
  • 閉所恐怖症・暗所恐怖症の方

MRI検査当日の注意事項

次の部位の検査をする場合は以下の項目を注意してください。

腹部の検査を受ける場合

午前中の検査の場合 朝食を絶飲、絶食(水、お茶は少量であれば可)
午後からの検査の場合 昼食を絶飲、絶食(水、お茶は少量であれば可)

骨盤の検査を受ける場合

排尿は検査の1時間前からはしないようにお願いします。(我慢できない方は放射線科にご連絡ください。)

造影検査に対する注意

  • 気管支喘息、妊娠中、重篤な肝障害、重篤な腎障害がある方は、造影剤を使用した検査はできない可能性があります。
  • 造影検査に関しては部位に限らず、すべての造影検査で検査前は絶飲、絶食となります(水、お茶は少量であれば可)。

他医療機関の当院への検査ご要望の際には下記の申込書を記載の上、当院へご連絡いただきますようよろしくお願いいたします。

東香里病院

TEL:072-853-0501 / FAX:072-853-0505